私の宝物

 

みなさん、こんにちはヤラともうします。

実は、このスピーチを書く前に自分の宝物というのは何なのかを何度も考えました。

私の考える宝物とは輝く金のようなものではありません。思い浮かぶ典型的なイメージを持っていません。

私が指している宝物とは私たちの積み重ねてきた思い出です。

私たちを形作り、生きていることを実感させてくれる宝物です。

私の、指している思い出は、美しい思い出だけではなく、辛い思い出も含まれています。

なぜなら、辛い思い出は人生にバランスをもたらしてくれるからです。

辛い思い出は、まるで凸凹の道を進む満員のバスのようなもので座る席もなくて、揺られながら進むしかありません。

しかし、その痛みや試練があるので、私たちは忍耐と強さを学んで、様々な視点から人生を見ることができます。

一方で、美しい思い出は、庭にある満開の花に舞う蝶のようで、暖かい陽の光のように、私たちに温もりを与えて幸せをもたらしてくれます。

少し前、私は昔の思い出を集めた箱を見つけました。それは多分13歳の頃から大切にしていた箱です。中を見てみると、懐かしい思い出が覚えてきました。

そして、今までの日本語学習の旅にまとめるものもたくさん見つかりました。

初めて書いたひらがなの文字、たくさんの先生に添削された紙、そして友だちとの写真。

その瞬間には、私の心が満たされる感じがしました。毎日の忙しさに大切なことを忘れがちですが、今の人生の旅に結んで、何度も考えてもただ感謝するしかありません。

この思い出を様々な視点から見つめ、私たちは学ばなければならず、感謝しなければなりません。

私たちにとっての宝物とは、特定のひとつの思い出ではありません。私たちにとっての宝物とは、人生全てなのです。こうした考え方で、思い出全て、つまりは人生に、より感謝することができます。



ヤラ.アブカラキ


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