私の宝物

 こんにちは、私はダーナ・アブノファルと申します。日本語の名前は真琴です。大学では化学工学を専攻し、現在は特許部屋で働いています。

どうぞよろしくお願いいたします。
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最初に、神様から与えてくださった人生はまるで宝箱のようなものです。その宝箱の中に、物心ついてから、ずっと私とともにあり、成長し続けるもがあります。それは私が学び続ける知識です。まるで坂を転がる雪玉のように、時間が経つほど大きくなり、深みを増していきます。


その宝物こそ、私が今日お話ししたいものです。


辞書によると、知識とは「知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。」と定義されています。形のないものでありながら、私にとって知識はさまざまな姿を持つ宝物であり幸運を授けてくれるものです。


例えば、化学工学を学んだことで得た知識は、まるで機会の扉を開ける鍵のようなものです。あの知識がなければ、生計を立てたり、教師として働いたり、特許の分野で働いたりすることは不可能だったでしょう。


また、識は弓のように私を前へ押し進めてくれます。目標にたどり着くたび、もっと先が見えてきって「知れば知るほど、己の無知を知る」ことができると思います。特に日本語の学習を始めた頃、それを実感しました。

JLPT N3は私にとって高い目標に見えましたが、合格できたことは嬉しかったので、その後もっと学ばなければならないことに気づきました。


さらに、知識は一朝一夕に手に入るものではないので、盾のように私を時間の浪費から守ってくれます。普通の宝物とは逆に、私たちを守ってくれるのです。



最後に、下記のハディースが記されています。  

『預言者達、ディナールもディルハームも遺さず、唯、知識を遺せり。知識を取らえし者は幸運を取らえし者なり。』  

このように、知識は私だけの宝ではなく、まさにイスラームの宝なのです。


何よりも、神様のご加護により、私たちに有益な知識を授けてくださいますよう、お祈り申し上げます。

最後までご清聴いただき、誠にありがとうございました。


ダナ.アブノーファル


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