ひび割れた 壁に咲き出す 春の花

 

この俳句は、「私たちが生きる中でどんな困難にも関わらず、成長していく」という思いを込めて作りました。私たちは決して変わらずにいることはなく、どんな壁が立ちはだかっても、それを乗り越える力を持っていると信じています。

この俳句は二つの意味を持っています。1つ目は、冬の冷たい壁を越えて花が咲くこと、つまり、春が訪れることです。2つ目は、人生の困難を乗り越えながらも、私たちが美しさを失わずに生き続けることです。

 

アインシャムス大学言語学部日本語学科

メンナ・ディアー