私の夢 -1 ビルゲ

みなさん、こんにちは。ビルゲです。 私は小さい頃から音楽を聞くことに興味がありました。子供のときは意味がわからず、ただメロディーを楽しんでいました。トルコ人なので、英語の音楽を聞いてもわからないのは自然なことですが、トルコ語の音楽の歌詞も年を重ねてから完全に理解できるようになりました。今でもトルコ語で意味がわからない歌詞があるかもしれませんが、もっと経験を積んで年を取ったら理解できるようになると思います。 



 私が英語の音楽をよく聞くようになったのは、兄が英語に興味を持っていたからです。小さい頃からその影響でよく英語の音楽を聞いていましたが、歌詞が全然わからなくて悔しい思いをしました。だから、英語の歌詞を理解できるようになりたいと強く思い、英語を一生懸命勉強しました。小学校、中学校、高校のとき、英語の成績はいつも一番良かったです。おかげで、英語の音楽の歌詞もだんだん理解できるようになりました。もし英語を理解できなかったら、今の自分はなかったと思います。外国語を学ぶことは、私に新しい世界を開いてくれました。 




 高校4年生のとき、最初は英語の先生になりたいと思っていましたが、新しいクラスメイトのお姉さんが日本語学科で勉強していると聞き、興味を持ちました。それまで日本語には少し興味がありましたが、自信がなかったので、ひらがなを少し学ぶ程度でした。でも、そのクラスメイトのお姉さんと話した後、私も日本語を勉強してみたいと思うようになり、日本語翻訳通訳専攻がある大学に進学しました。入学してから約2年半が経ち、日本語の音楽をよく聞くようになりました。

大学1年生のときは、音楽を聞いても3~4単語しかわからなかったですが、2年生になると、4~5文くらい理解できるようになり、今では歌詞の半分くらいを理解できるようになりました。 


 わたしのゆめは、将来日本語とトルコ語の翻訳者・通訳者になり、言葉の意味を正確に伝えることです。特に、歌詞の翻訳には興味があります。ただ言葉を訳すだけでなく、その背後にある文化や感情、ニュアンスを理解し、それを相手に伝える架け橋になりたいと思っています。多くの人々は、外国語の音楽を聴いてその意味を理解したいと思っても、実際にその言語を学ぶ時間や機会が限られていることが多いでしょう。さらに、言語を学ぶこと自体が難しいと感じることもあります。そこで、翻訳者としての私は、そうした人々が言語の壁を越えて音楽を深く楽しめるようにサポートしたいと考えています。言葉そのものだけでなく、その背後にある感情やメッセージを理解し、誰もが音楽を通じて新たな発見や感動を味わえる世界を作りたいと思っています。


 筆者: ビルゲ・クルバシュ 

国:トルコ

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