エビの女王

むかしむかし、アナスというおとこのこが いました。アナスは、あたまが よくて ハンサムでした。 かんぺきなおとこのこでした。  アナスは、なつに いつも かぞくと ビーチにいきました。 

ある日、うみで およいでいたとき、エビのサルマが アナスを見て、アナスに恋(こい)をしました。 サルマは ただのエビではありませんでした、サルマは 海の中の「うしなわれた王国」の女王でした。 サルマは 兵(へい)に アナスをつかまえるように いいました。 

アナスは、のんびりおよいでいました。とつぜん、エビの兵(へい)が アナスを おそいました。アナスは きぜつしました。きがついたときは、海の中の王国に いました。エビの女王が、ウェディングドレスを きて、あらわれました。サルマは、はんぶんにんげんで、はんぶんエビでした。大臣(だいじん)が、アナスとサルマのけっこんを せんげんしました。

ベルの音(おと)が なりました。アナスは  めがさめました。ベルは とけいの音(おと)でした。「へんなゆめだったなあ」と アナスは いいました。へやに お母さんが 入ってきました。「ビーチに いく じかんですよ」と お母さんが いいました。アナスは、はじめて 海へいくことを いやがりました。そして「ことしのなつは、どこもいかない。ふゆのほうがすきだ」といいました。


筆者:マリア

国:モロッコ

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Comments

  1. マリアさん、はじめまして。 半分(はんぶん)エビで 半分にんげん は こわいですね。ゆめで よかったです。  海のなかに すんでいる 女王さま というと にほんじんは 「うらしまたろう」 という はなしを おもいだします。 https://www2.nhk.or.jp/school/movie/bangumi.cgi?das_id=D0005150130_00000

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