心に残る年に一度の夏休み


                  

 夏休みは、みんなが家に帰る時間です。それはもちろん、ヨルダン人も同じです。海外に住んでいるヨルダン人は多いです。毎年、夏になると生まれ育った家に帰ります。そこは、家族みんなが待っている場所です。家に帰るとテーブルに色々なおいしいヨルダンの食べ物が溢れています。ヨルダンパストリーや、つるの葉の詰め物、漬物やオリーブ、人気のマンサフなどです。そして、おやつとして食べるすいかを忘れずに。

大人のみんながお爺さんの家に集まって、コーヒーや紅茶を飲みながら冗談を言ったり、最近のニュースを話し合ったりします。その間、子供たちは外で鬼ごっこをして遊んだり、お互いを追いかけたりして、笑い声が家中に溢れています。

ある家族は、夏休みを利用してヨルダンで安い治療を受けに来ます。例えば、歯科治療です。大好きな家族に囲まれながら手術を受けます。

夏休みが終わると、車のトランクに色々な物を詰め込みます。新鮮なぶどうの葉、オリーブとオリーブオイル、タイムズとセージと塩辛いチーズです。そのあと、心を生まれ育った家に残したまま、彼らは自分の未来を作っている場所に戻っていきます。


Arab Culture: The Art of Eating Mansaf    


筆者:マリアム

国   :ヨルダン

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